過去問レベル〜entry〜の内容と有料問題集を一部紹介
過去問レベルとは?
過去問レベルとは、ウェブデザイン技能検定2級実技の過去問と同等レベルの難易度ということです。
直近8回分の過去問を詳細に分析し、共通する要素を独自に網羅し、過去問を超えたレベルへのステップアップが可能なスキルの積み上げができる問題が当サイトの過去問レベルです。
ウェブデザイン技能検定2級実技に関する公式サイトの情報
では、過去問レベルとは具体的にどのようなレベルなのでしょうか?過去問の一部を引用して具体的に見ていきます。
data2 フォルダのq5aフォルダ内にあるform.htmlを用いて、「表 1 フォームの条件」および「表 2 HTTP リクエストインタフェース(各パラメータ)」に従い、施設予約用ページを作成しなさい。
修正したform.htmlファイルはデスクトップ上のwd2 フォルダ内にt5aというフォルダを作成し保存すること。なお、actionに指定するURLは現在存在していないが、制作を依頼しているものとする。
表 1 フォームの条件
action https://webdesign.gr.jp/form.php method post - ウェブデザイン技能検定2級過去問より - 表 2 HTTP リクエストインタフェース(各パラメータ)
名前 name 希望日 date[0], date[1], date[2] (*1) 希望時間 time[0], time[1], time[2], time[3] (*2) メール *1 希望日は
date[0]年date[1]月date[2]日 となるように 3 つのパラメータを送信すること。 それぞれ 2025〜2026、1〜12、1〜31 の値から選択できるようにすること。*2 希望時間は 開始時刻(
time[0]:time[1])および終了時刻(time[2]:time[3])となるように 4 つのパラメータを送信すること。 例えば、10:30〜12:00 の場合time[0]=10,time[1]=30,time[2]=12,time[3]=00となる。 また、time[0]とtime[2]は 8〜22 の値、time[1]とtime[3]は 00 または 30 の値からそれぞれ選択できるようにすること。
これは、htmlで問い合わせフォームを作成する問題です。問い合わせフォームの構築をhtmlで設計して作成するスキルと送信先やパラメータの設定を正確に設定する能力が問われます。
ただし、CSSやJavaScript、PHPの内容が問われるわけではないため、実務レベルに比べるととても易しく難易度は低いと言えるでしょう。
これまでの過去問をみると、問い合わせフォーム以外は、以下のような内容が問われます。
過去問で問われる問題
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画像作成
画像作成は、pngやgifなどの画像をPhotoshopなどのツールで作成することが求められます。Photoshopの基本的な知識があれば十分で難易度は低いです。
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アニメーション作成
アニメーションは以下の3パターンで作成することが求められます。
- gifアニメーション
- JavaScriptによるアニメーション
- CSSアニメーション
それぞれ、対応方法が異なりますが、いずれも基本的な知識があれば容易に作成できるレベルです。
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ウェブページのコーディング
仕様書通りにアニメーション、グローバルナビ、コンテンツエリア、フッターをコーディングすることが求められます。基本的にはPCを想定したコーディングであり、初歩的なCSSの知識があれば対応できるでしょう。
現代では、スマホファーストが当たり前なのにも関わらず、PCのみを想定したスキルがあれば対応できてしまうという実務と乖離した内容であることは、認識しておくべきでしょう。
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ウェブページの構造化
与えられたテキストデータを、3で作成した ウェブページに構造化して追加コーディングを行う問題です。HTMLの基礎知識があれば十分に対応できるレベルです。
リファレンス
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簡易的なJavaScript実装
JavaScriptの基礎的なdom操作を問われるレベルの問題です。この問題は、4までの問題とは独立している場合が多く、フォームの問題と選択するパターンが多いです。
JavaScriptのES5までのdom操作とaddeventlistener()メソッドの基本操作ができる場合は、JavaScriptの問題を選択する方が労力はかからないはずです。
過去問レベルの難易度は低い
ここまで紹介してきたように、過去問レベルの難易度は実務レベルに比べるととても低いです。
極端に言えば、 ウェブデザインの初学者でも、過去問数回分を何周かしてパターンを理解してしまえば、合格することも可能でしょう。
過去問レベルでは、実務の役には立たない
過去問数回分を何周かして ウェブデザイン技能検定2級実技に合格しても、残念ながら実務ではほとんど役に立たないでしょう。それだけ、過去問レベルでは、実務に求められるレベルとの乖離が大きいのです。
実務との乖離が大きいというのは、ウェブエンジニアを目指す方なら言うまでもありませんが、 ウェブデザイナーであってもそうです。
私は日々、ウェブエンジニアとして、ウェブデザイナーと一緒に仕事をしていますが、 コーディングの正確な知識があるデザイナーとそうでないデザイナーとの違いは歴然としています。
もし、デザイナーが ウェブデザイン技能検定2級実技の及第点レベルなら、実務能力はとても厳しいと感じます。
過去問レベルを活かす勉強方法とは?
過去問レベルの勉強が役に立たないというわけではなく、過去問レベルで終わってしまう勉強では実務で役に立たないということです。
では、どのような勉強をすれば、 ウェブデザイン技能検定2級実技に合格し、資格を活かせるのでしょうか?
それは、過去問レベルのスキルを積み上げることです。ウェブデザイン技能検定2級実技で求められるレベルは決して高くはありませんが、多岐にわたる基礎知識が必要とされます。過去問だけをやっていては、表面上その知識をなぞることしかできず、スキルの積み上げにはなりません。
スキルの積み上げには、試験概要や過去問から読み解いて、求められるスキルを読み解いて学習を深めていくしかありません。ただし、試験概要を読んでみると行間が広く、具体的に求められているスキルが何かがわかりにくいです。
実際に過去の試験概要を2回分見比べてみると同じ内容であることがわかります。
作業 5a
ウェブサイトデザイン 1)ハイパテキストマーク付け言語(HTML)、拡張可能なハイパテキストマーク付け言語(XHTML) によるコーディング 仕様で示されるフォームの条件、およびHTTPリクエストインタフェース(各パラメータ)に従って、HTMLファイルを作成すること。設定される仕様の要件はすべて含まれなければならない。
- 2025年度第2回試験概要より抜粋 -作業 5a
ウェブサイトデザイン 1)ハイパテキストマーク付け言語(HTML)、拡張可能なハイパテキストマーク付け言語(XHTML) によるコーディング 仕様で示されるフォームの条件、およびHTTPリクエストインタフェース(各パラメータ)に従って、HTMLファイルを作成すること。設定される仕様の要件はすべて含まれなければならない。
- 2025年度第1回試験概要より抜粋 -
そのため、過去問からスキルを積み上げていくには、過去問を解きながらその中身を深く理解するしかありません。しかし、初学者や ウェブデザインの実装経験がない方が、過去問を解きながらその中身を深く理解するのは極めて困難でしょう。
過去問レベルの有料問題を一部紹介
ウェブデザイン技能検定2級実技学習サイトでは、過去問レベルを攻略し、過去問を超えたレベルに着実にスキルを積み上げてレベルアップできる問題を用意しています。
例えば、以下の問題は、過去問レベルの選択式問題のひとつです。頻出の横並び均等配置に関する問題です。この内容は、過去問だけでなく、実務でも問われます。
丁寧な解説やレファレンスも用意しているので、初学者の方でも正確に理解できるようになっています。
過去問レベル〜選択式問題
さらに、以下の問題は、過去問レベルの記述式問題の一つです。
html、css、JavaScriptを利用したアニメーション、グローバルナビ、コンテンツ作成のコーディング能力を問うものです。
解答例とリアルタイムに描画される ウェブページを見ながら、丁寧な解説とリファレンスを読めば、コーディングに慣れていない方でも、正確に理解できます。
そして、エディタで何度もコーディングの練習をして解答例のように記述できるようになれば、着実にレベルアップできます。
過去問レベル〜記述式問題
過去問レベルを攻略し、過去問を超えたレベルにスキルアップできる
過去問レベルの問題をすべてマスターすれば、html、css、JavaScriptの基本操作を習得できます。
このレベルになれば、試験内容が多少変更になろうとも、無理なく合格を目指せるはずです。ぜひ、過去問レベルをマスターし、2級合格を目指してください!
ウェブデザイン技能検定2級実技学習サイトの使い方
まずは、サンプル問題をやってみてください。
サンプル問題で要領を掴んだら、有料問題集にチャレンジしてみてください。
有料問題集を申し込んでいただくと、月額6,600円ですべての問題集をフル活用することができます。実務経験がある方や一度受験した経験がある方は、3ヶ月もあれば十分に学習できるでしょう。 初めて実技試験に臨むという方は、6〜12ヶ月を目安に学習してみましょう。勉強時間にすると1日30分として、90~180時間もあれば十分な実力がつくはずです。
じっくり勉強して理解を深めたり、ウェブデザイン技能検定1級などの難関試験に備えたいという方もいらっしゃるでしょう。 その場合は、180日プランがおすすめです。1ヶ月分お得でじっくり180日間問題集をフル活用して本番に臨めます。
本サイトでは、試験合格は通過点だと考えます。合格の先にある実務での活躍や自身でサービス開発をするなどの独立して活躍することを目指して欲しいと考えています。そのためには、上級レベルをマスターしてください。上級レベルのマスターには、多少実務経験のある方でも6ヶ月程度は繰り返し学習することが必要になってくるでしょう。初心者からそのレベルを目指すには、少なくとも12ヶ月以上は時間をかけて実力を身につけて欲しいと考えています。
ぜひ、ウェブデザイン技能検定2級実技学習サイトをフル活用して、ウェブデザイン技能検定2級実技合格を勝ち取ってください!そして、合格の先にある、本当に自身が活躍できる場を見つけてください!