ウェブデザイン技能検定2級実技合格と実務で活躍するための勉強方法
ウェブデザイン技能検定2級実技は、独学で合格できる
ウェブデザイン技能検定2級実技は、過去問をマスターすれば、合格点を取ることが可能です。だいぶ前になりますが、 私もウェブデザイン技能検定2級を過去問の学習のみで合格しました。
ただし、現時点までのことであり、今後本当に過去問のみで合格できるかどうかはわかりません。それは、 ウェブデザイン技能検定2級実技が抱える課題を知れば明らかでしょう。
ウェブデザイン技能検定2級実技の課題とは?
ウェブデザイン技能検定2級実技の最大の課題は、10年以上もほとんど試験内容がアップデートされておらず、実務との乖離が大きくなっていることです。
実際、私は10年以上前に合格しましたが、その頃と問題の骨格が変わっておらず、HTML5や CSS3、JavaScriptのES6以降の記法などモダンなコーディング手法が採用されていません。
また、スマホ対応という言葉はもはや存在せず、スマホファーストの時代になっていますが、スマホ向けのコーディング能力を問う問題を見かけることもほぼありません。
実際に、私が合格した後も、合格時のスキルが実務では全く通用せず、実務に必要なスキルを身につけるためにとても苦労しました。
検定協会側は、このような課題を認識しているはずで、近いうちにきっと実技内容が改訂されるであろうと推察されます。
合格が目的では意味がない
ウェブデザイン技能検定2級に合格することに意味があるのか?ということをよく耳にします。実務で役に立たない以上、合格だけを目的として受験をしても、あまり意味がないことは確かでしょう。
では、 ウェブデザイン技能検定2級自体に意味がないのでしょうか?それは、受験者がどのような意識で臨むかによって異なります。
なぜ、あなたは ウェブデザイン技能検定2級を受験するのでしょうか?
- 昇進のため
- 転職のため
- 会社の上司に言われたから
- ウェブデザインの知見を高めたいため
- ウェブデザイナーやウェブエンジニアを目指すため
- 実務に活かすため
など、様々な理由があるでしょう。
意味があるのは、自分の意志があるかどうかです。少なくとも、上司に言われたからというレベル感で受験をして仮に合格できても、ほとんど意味がないでしょう。
では、昇進や転職、 ウェブデザイナーや ウェブエンジニアを目指すなどの意志を持った場合で受験をすれば、それだけで本当に意味があるといえるのでしょうか?
それは、勉強方法次第です。少なくとも、過去問を舐めるような薄っぺらい勉強方法で合格できたとしても、残念ながら資格を活かすことはできません。
では、どのような勉強方法を行えば、資格を活かすことができるのでしょうか?
資格を活かす勉強方法とは?
資格を活かす勉強方法とは、実務に直結する勉強方法です。例えば、実務でよく使われるコーディング手法を学んで、自身でゼロからコーディングができるようになれば、実務で即戦力になることも可能です。
ただし、 そのような勉強方法は一般的ではないため、自分で調べて開発環境を作り、コーディングの学習を行うしかありません。ゼロから自分の力で調べて環境を構築するのは容易ではありません。
過去問以上の勉強と即戦力レベルのコーディング能力が身につく勉強ができる
過去問を超えた実務レベルのコーディング能力が身につけば、 ウェブデザイン技能検定2級に合格し、さらに実務でも即戦力になれると思いませんか?
ウェブデザイン技能検定2級実技学習サイトでは、以下のような能力が身につくプログラムを用意しています。
- 過去問レベルの問題をマスターし実技合格を目指す
- 過去問を超えた実務入門レベルをマスターし、実務レベルを目指す
- 実務レベルの上級をマスターし、即戦力としての活躍を目指す
では、それぞれどのような内容なのかをみていきましょう。
過去問レベルの勉強方法
当サイトの過去問レベルでは、過去問数年分のデータから試験で問われる共通する内容を導き出し、合格に必要な能力が身につけられる100%オリジナルの問題を作成しました。
この過去問レベルをマスターするだけで、ウェブデザイン技能検定2級実技は十分合格を狙えるでしょう。
学習ステップ
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選択式から始めて全体像をつかむ
過去問レベルの勉強方法は、まず選択式から始めましょう。選択式は、3択から1つの解答を選択する方式です。はじめに選択式を行う理由は、学習内容の全体像をつかむためです。選択式は手軽に取り組めるため、学習内容の全体像をつかむのに適しています。
中級レベル〜選択問題の例
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記述式でアウトプットを繰り返す
選択式をマスターしたら、記述式に取り組みます。記述式は、コーディング能力が問われるため、一度の取り組みで解答例のようなコーディングを行うのは難しいでしょう。
まずは、自分の力だけでコーディングを行いましょう。そして、できなかったところはその要因を分析し、解答例や解説を読んで理解をした上で、自分の力だけで正しいコーディングができるようになるまで繰り返します。
自分の力だけで正しいコーディングができるようになったら、中級レベルの選択式へ進みましょう。
過去問レベル〜記述問題の例
中級レベルの勉強方法
過去問レベルをマスターしたら、中級レベルに挑戦しましょう。中級レベル以降も、過去問レベルと同じように、選択式、記述式の順で取り組んでいきます。
中級レベルでは、過去問レベルと比べて特に以下の点が異なります。
過去問レベルにはない中級レベルの特徴
- スマホファーストのコーディング
- JavaScriptの本格的なコーディング
いずれも過去問までではほとんど問われることのなかった内容であるだけに、過去問レベルをマスターしただけでは、全く太刀打ちができないでしょう。
まずは、選択式にしっかり取り組んで、解説やレファレンスを熟読して、選択肢以外のコードの内容もある程度理解できる状態になってから記述式に取り組むようにしましょう。
中級レベル〜記述問題の例
上級レベルの勉強方法
中級レベルの記述式までマスターしたら、次はいよいよ上級レベルに挑戦しましょう。上級レベルは中級までとは根本的に異なります。
例えば以下の点などは中級レベルを超越した実務で求められるレベルです。
上級レベルの特徴
- JavaScriptによるリアルタイムバリデーションを経たサーバーサイドの処理
- PHPを使ったデータベースへの書き込み
- PHPを使ったデータベースからのデータの取得と ウェブページへの表示
- XSSやSQLインジェクションを考慮したセキュリティ対策
フロントエンドエンジニアなら、JavaScriptを使ったバリデーションはごく当たり前に行いますが、PHPなどのサーバーサイドプログラムと合わせて制御を行うというのは、バックエンド領域であるため、双方に精通した高難易度の実装です。
上級レベルをマスターすれば、このような高度な処理もできるレベルになっています。
レベルごとの勉強方法と有料問題を一部紹介
ウェブデザイン技能検定2級実技学習サイトでは、レベルごとに勉強方法と有料問題の一部をご紹介しています。
過去問レベル、中級レベル、上級レベルの各ステップごとに学習のポイントをわかりやすく解説しているので、ぜひウェブデザイン技能検定2級実技試験の勉強にお役立てください。
合格して、上級レベルをマスターしたその先に目指すもの
ウェブデザイン技能検定2級に合格し、上級レベルの問題をマスターしたら、あなたは何にチャレンジしますか?
ウェブデザイン技能検定1級やPHP8技術者認定試験などの難関資格にチャレンジしてみてもいいでしょう。ただし、このレベルまでくれば、もはや資格に頼る必要はないでしょう。
自身で学べるレベルに到達しているため、自信を持って開発現場に飛び込むなり、自分でゼロから何らかのサービスを作ってみましょう。
生成AI時代に生き残るためには
長年エンジニアをやっていると、大きく分けて2タイプのエンジニアがいることがわかります。
2タイプのエンジニア
- 与えられた開発案件をこなすタイプ
- 自分でゼロから何らかのサービスを開発するタイプ
生成AI時代に生き残れるのは、どちらだと思いますか?
間違いなく後者です。
生成AIは、かなり高精度のコーディングができるようになりました。与えられた案件を行うだけのエンジニアは、すでに生成AIに取って代わられつつあります。もちろんデザイナーでも同じです。すでにあるものを改善するような1を10や100にするようなものは、生成AIが得意とする内容です。生成AIの得意分野を主戦場としていても、遅かれ早かれ稼げなくなります。
生成AI時代には、ゼロからイチを創り出すことの価値が高まります。むしろ、ゼロイチ思考でないと、価値を高めていくことは難しくなっていくでしょう。特に、会社員やフリーランスの方は、考え方を大きく変えないといけません。ゼロイチ思考は、経営者マインド、いやオーナーマインドです。ビジネスをゼロから創る起業家マインドといってもいいでしょう。既存の何かを改善したり、すでに誰かがやってきた業務を改善するといったレベルのサラリーマンマインドでは、ゼロイチは実現できません。
とはいえ、ゼロイチを実現できるのは、特別な才能が必要なのではないか?と思うでしょう。もちろん、才能がある人もいるでしょう。そもそも、才能があるかどうかなど、チャレンジしてみなければわからないものです。自分で面白いと思ったサービスを何でもいいから作ってみることをおすすめします。
ちなみに私は、遊び半分で作ったサービスが原点となって、起業しました。今となっては10ものサービスに育っています。一度起業してしまえば、心理的ハードルは下がり、どんどん新たなアイデアを形にできるようになります。起業することが楽しくなるので、心理的ハードルなど存在せず、新たなサービスを作りたいという強いモチベーションが内側から湧いてくるのです。
このような状態こそ、ゼロイチ思考が働きやすい状態です。今すぐ起業する必要はありません。会社や案件から距離をとって、自分のために、自分自身で小さく何かを始めてみましょう。
はじめは何も生み出さない期間が続くでしょう。私も最初の数年は全くマネタイズなどできませんでした。しかしそのような状況に絶望することなくやり続けていれば、そのうち没頭するようになり、それが習慣になればしめたものです。
私は、自分のサービスを立ち上げるのに、何年もの年月を費やしました。世に出せると納得するレベルまで、自分だけが知る世界に何年もの間自分のサービスを閉じ込めてきました。そして、満を持してリリースできたときの喜びは何物にも変え難いものでした。リリース後、ほどなくして初めてのユーザーが誕生した感動は、私の起業家としての原点であり最大の糧になっています。
自分の力で何かを生み出せるエンジニア、デザイナーは、それ自体が自身の人生をクリエイトできる最大の武器です。その武器を手にした今、あとはチャレンジするのみです。新たなチャレンジこそ、ゼロイチ思考の原点です。まずは、ゼロイチの種まきをしましょう。そしてその芽を育てて、自由で開かれた自分自身の人生を歩んでいきましょう。
ウェブデザイン技能検定2級実技学習サイトの使い方
まずは、サンプル問題をやってみてください。
サンプル問題で要領を掴んだら、有料問題集にチャレンジしてみてください。
有料問題集を申し込んでいただくと、月額6,600円ですべての問題集をフル活用することができます。実務経験がある方や一度受験した経験がある方は、3ヶ月もあれば十分に学習できるでしょう。 初めて実技試験に臨むという方は、6〜12ヶ月を目安に学習してみましょう。勉強時間にすると1日30分として、90~180時間もあれば十分な実力がつくはずです。
じっくり勉強して理解を深めたり、ウェブデザイン技能検定1級などの難関試験に備えたいという方もいらっしゃるでしょう。 その場合は、180日プランがおすすめです。1ヶ月分お得でじっくり180日間問題集をフル活用して本番に臨めます。
本サイトでは、試験合格は通過点だと考えます。合格の先にある実務での活躍や自身でサービス開発をするなどの独立して活躍することを目指して欲しいと考えています。そのためには、上級レベルをマスターしてください。上級レベルのマスターには、多少実務経験のある方でも6ヶ月程度は繰り返し学習することが必要になってくるでしょう。初心者からそのレベルを目指すには、少なくとも12ヶ月以上は時間をかけて実力を身につけて欲しいと考えています。
ぜひ、ウェブデザイン技能検定2級実技学習サイトをフル活用して、ウェブデザイン技能検定2級実技合格を勝ち取ってください!そして、合格の先にある、本当に自身が活躍できる場を見つけてください!